Claude Code×ElevenLabsで作る
AIアニメ動画
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動画生成プロンプトと
マーケティングの要点
自分の事業の発信に、AIで作った動画を使いたい方へ
動画で紹介したゴッホのアニメは、作画も声もBGMも、AIで作りました。絵を描いて動かしたのはClaude Code、声を作ったのはElevenLabsです。
このガイドには、そのときClaude Codeに貼ったプロンプトと、同じように作るための4つの手順をまとめました。最後の章では、作った動画を自分の事業につなげるためのマーケティングの要点を説明します。
このガイドは、AIBONNYが独自にまとめたものです。ElevenLabs社や、Claudeを開発しているAnthropic社とは関係ありません。料金と画面は、2026年10月8日時点の内容です。
完成見本としくみ
動画で紹介したゴッホのアニメは、動画生成AIで作ったものではありません。Claude Codeがプログラムを書き、そのプログラムが絵を1コマずつ描いています。筆のタッチやカメラの動き、BGM、効果音も、Claude Codeが書いたプログラムで作りました。
声はElevenLabsで作りました。使ったのは、ElevenLabsのAPIという仕組みです。APIを使うと、ElevenLabsのサイトを開かなくても、Claude Codeから声を作れます。映像と音楽の長さは、できた声の長さに合わせてClaude Codeが決めました。そのため、声を作り直して長さが変わっても、映像と音楽は自動でそろいます。
用意するもの
| もの | 内容 |
|---|---|
| Claude Code | ClaudeのProプランかMaxプランに入ると使えます。Claudeのチャットと同じ利用上限を使います[5] |
| ElevenLabsのアカウント | 無料プランでも試せます。ボイスライブラリにある日本語の声をAPIで使うときは、有料プランが必要です。くわしくはSTEP1で説明します |
| パソコン | 絵を描く作業も、動画ファイルにする作業も、自分のパソコンで行います。見本はMacで作りました |
見本のゴッホ動画では、Claude Codeが10個のサブエージェントを使い、声や音楽、絵などの作業を分担させました。作業の量が多いので、Claudeの利用上限に届きやすくなります。上限に届くと、しばらくは続きを頼めません。初めて作るときは、30秒くらいの短い動画から試してください。
Eleven v3とv4の聞き比べ
ElevenLabsの新しいモデル「Eleven v4」は、2026年9月28日に公開されました。90以上の言語に対応しています[1]。台本に[whispers]のような音声タグを書き込むと、その部分をささやき声で読ませることもできます。
ひとつ前のモデルのEleven v3とどれくらい違うのか、聞き比べてみてください。2つの音声は、同じ台本と同じ声で、モデルだけを変えて作りました。声は、ボイスライブラリにあるHinaという日本語の声です。
[whispers] ねえ、ちょっと聞いて。まだ誰にも言ってないんだけど……
[excited] 来月、自分のお店を開くことになったの!
[laughs] 自分でも、まだ信じられない。
[excited] オープンの日は、絶対に遊びに来てね!
2つの音声を測ると、はっきりした違いが2つありました。1つ目はささやき声です。v4のささやき声はほとんど息だけの声になっていて、v3には小さな声で普通に話している部分が半分ほど残っていました。2つ目は最後の「絶対に遊びに来てね!」です。v3は声が低く落ち着いていき、v4は高い声のまま元気に終わります。
どちらも、2026年10月8日に1回目に生成した音声です。聞き比べやすいように全体の音量だけをそろえ、ほかの加工はしていません。
STEP1 ElevenLabsでAPIキーを発行する
APIキーは、Claude CodeがあなたのElevenLabsのアカウントで声を作るときに使う、パスワードのような文字列です。一度作れば、次の動画からも同じキーを使えます。
1. APIの画面に切り替える
ElevenLabsにログインしたら、左下の「切り替え」を押して「ElevenAPI」を選んでください。
2. キーを作る
左のメニューから「APIキー」を開き、右上の「キーを作成」を押します。
キーの名前は、「shorts」のように何に使うか分かるものにしてください。「キーを制限」をオンにすると、このキーで使える機能を選べます。声を作るだけなら、「テキスト読み上げ」を「アクセス」にすれば足ります。Claude Codeが「権限がない」というエラーを出したときは、エラーに書かれた機能も「アクセス」にしてください。
声を作ると、読み上げた文字数に応じてクレジットが減っていきます。使いすぎが心配なら、「クレジット更新期間ごと」の欄に上限を入れておきましょう。
3. キーをコピーする
「キーを作成」を押すと、キーが表示されます。この画面を閉じると、同じキーは二度と表示されません。閉じる前に「クリップボードにコピー」を押してください。
4. キーをパソコンに保存する
コピーしたキーは、作業フォルダの中にある「.env」というファイルに保存します。Claude Codeのチャット欄に貼ると、会話の記録にキーが残ってしまうためです。
まず、動画づくり用のフォルダを1つ作ってください。そのフォルダでClaude Codeを開き、次の依頼文を送ります。
APIキーを保存するファイルを作ってもらう
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
プロンプト全文を読む
このフォルダに、ElevenLabsのAPIキーを保存する「.env」ファイルを作ってください。 ・中身は「ELEVENLABS_API_KEY=」の1行だけにしてください ・キーは私が自分で貼るので、あなたはキーを入力しないでください ・.gitignoreに.envを書き足してください。.gitignoreがなければ作ってください ・作り終えたら、.envを開いてください。Macならテキストエディット、Windowsならメモ帳で開いてください ・このあとの作業でも、キーの中身は画面に表示しないでください
.envのファイルが開いたら、「ELEVENLABS_API_KEY=」のすぐ後ろにキーを貼り付けて保存してください。これで、Claude Codeがキーを使えるようになります。
APIキーは、パスワードと同じように扱ってください。人に見せたり、画面録画やスクリーンショットに映したりしてはいけません。漏れたかもしれないときは、APIキーの画面でそのキーを削除して作り直します。
無料プランでできること
Eleven v4は、無料プランでも試せます[1]。無料プランで使えるクレジットは、毎月10,000です[2]。
ElevenLabsのボイスライブラリには、ほかのユーザーが作って公開した声が並んでいます。無料プランでは、この中の日本語の声をAPIから使えないことがあります。2026年9月29日にAIBONNYで試したときも、HinaとKanoという声は使えませんでした。ElevenLabsのヘルプにも、有料プランでしか使えない声があると書かれています[4]。無料のまま作る場合は、ElevenLabsに最初から入っている声に日本語を読ませてください。
有料のStarterプランは月6ドルで、毎月30,000クレジットを使えます。Starter以上のプランに入ると、ボイスライブラリの日本語の声もAPIで使えるようになります[2]。
見本のゴッホ動画では、ナレーションとセリフが合わせて約370文字でした。声の聞き比べや撮り直しを含めると、APIに送った文字は約5,600文字になりました。
料金は、2026年10月8日にElevenLabsの料金ページで確認したドル建ての月額です。
STEP2 企画を決める
4つの手順のうち、いちばん大事なのが企画です。企画は、AIに任せきりにするより、自分でInstagramやYouTubeを見て決めたほうが良いものになります。見る人が今どんな動画に反応しているかは、実際の投稿を見ると分かるからです。
伸びている投稿を10本ほど見て、次の4つをメモしてください。
- どんなキーワードで検索したか
- 最初の1秒で、何を見せて何を言っているか
- 動画の長さと、話の順番
- コメント欄で、見た人が何に反応しているか
見本では、Instagramで「偉人 名言」、YouTubeで「偉人 名言 アニメ」と検索しました。そのうえで、「偉人の名言×その人の人生」という型に決めています。ゴッホの名言は、1883年に弟のテオへ送った手紙の一節です[6]。
型とは、毎回同じ組み立てで作る動画の形のことです。型を決めておけば、中身を入れ替えるだけで次の動画を作れます。自分の事業に当てはめると、たとえば次のような型が考えられます。
| 事業 | 型の例 |
|---|---|
| 税理士・士業 | 歴史上の人物のお金の失敗×今に通じる教訓 |
| 料理教室 | 料理が生まれた国の物語×家で作れる一品 |
| 英会話講師 | 英語のことわざ×その言葉が生まれた場面 |
表は考え方の例です。その型が伸びるかどうかは、自分のリサーチで確かめてください。
リサーチのメモがたまったら、次の依頼文をClaudeに送ってください。メモをもとに、企画を3つに絞ってくれます。
リサーチメモから企画を3つに絞る
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
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InstagramとYouTubeで、伸びている投稿をリサーチしました。次のメモを読んで、1分の縦型アニメの企画を3つ提案してください。 【私の事業】 (例:個人で税理士事務所をしている。お客さんはフリーランスと小さな会社) 【届けたい人】 (例:開業1〜3年目で、お金の管理に不安があるフリーランス) 【リサーチメモ】 (ここに、見た投稿の検索キーワード・最初の1秒・長さ・コメントの反応を貼る) 【条件】 ・メモにある「伸びている型」をもとにしてください ・メモにない数字や実績は作らないでください ・各案には、型の名前、最初の一言、3〜4場面の話の流れ、動画の最後に見た人にしてほしい行動を書いてください ・3案のうち、私の事業にいちばんつながる案を1つ選び、理由を書いてください
STEP3 台本を作る
企画が決まったら、Claudeに台本の下書きを頼みます。1分のアニメなら、ナレーションとセリフは合わせて350〜450文字が目安です。見本のゴッホ動画は、約370文字で61秒でした。
1分アニメの台本を書いてもらう
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
プロンプト全文を読む
次の企画で、1分の縦型アニメの台本を書いてください。 【企画】 (例:偉人の名言×その人の人生。ゴッホの「心の中で『お前は画家じゃない』と声がしたら、そのときこそ描け」) 【条件】 ・長さは約60秒。ナレーションとセリフは、合わせて350〜450文字 ・最初の一文で、画面に映るものを言い切る ・場面ごとに「画面に映るもの」と「声」を分けて、表にする ・年号、数字、人物の言葉には出典を付ける。出典には、本人の手紙や公式の記録などの元の資料をできるだけ使う ・確かめられないことは書かない ・最後の場面に、見た人が自分のことに置き換えられる一言を入れる ・ナレーターと登場人物の声について、年齢や話し方などの雰囲気も提案する
下書きができたら、自分の言葉に直してください。直すときは、次の3つを確かめます。
- 最初の一文で、画面に映るものを言い切っているか
- 年号や数字、人物の言葉を、出典で確かめたか
- 自分が普段使わない言い回しが残っていないか
見本では、ゴッホの言葉を手紙の全文で確かめました。「生きている間に売れた絵は1枚だけ」というよく聞く話は、確かめられた範囲で言える「ほとんど売れなかった」に変えています。
STEP4 Claude Codeで動画にする
動画で「このプロンプトを貼り付けると」と紹介したのが、次の全文です。ゴッホの動画は、このプロンプトをClaude Codeに貼るところから始まりました。
動画で紹介したプロンプト(原文)
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
プロンプト全文を読む
好きな偉人の名言を選んで、信じられないほど魅力的な2Dアニメーションを9:16で制作してください。長さは1分で、連続性のあるストーリー、対話、日本語の音声を含めてください。 まずは台本を作り、その台本を私に確認したあと制作を始めてください。 私を驚かせてください——人々が想像すらしていなかったような、本当に可能な能力を存分に披露してください。 最大15個のAgentを使用でき、必要なツールはすべてインストールして使用できます。 声は必ずElevenLabsのAPIを使用するように。
短いプロンプトですが、これだけでも動画はできます。ここまでの手順で台本を自分で決めた人は、次の詳しい版を使ってください。詳しい版には、見本を作る途中でClaude Codeと決めた進め方を、最初から書き込んであります。
詳しい版:自分の台本から動画を作ってもらう
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
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次の台本で、2Dアニメーションの縦型動画を作ってください。画面の縦横比は9:16です。 【台本】 (ここに、自分の言葉に直した台本を貼る) 【声】 ・声は必ずElevenLabsのAPIで作ってください。キーは.envのELEVENLABS_API_KEYにあります。キーの中身は表示しないでください ・モデルはEleven v4を使ってください。モデルIDはeleven_v4です ・ナレーターと登場人物で声を分けてください。それぞれ2〜3個の候補を作り、私が聞き比べてから決めます ・作った声はファイルに保存して使い回し、同じ文章で何度もAPIを呼ばないでください 【映像】 ・1080×1920、30fps、mp4で書き出してください ・絵はすべてコードで描いてください。外から画像を使う場合は、ライセンスを確認して一覧にしてください ・日本語の字幕を入れてください。字幕と大事な絵は、InstagramやTikTokのボタンに隠れない位置に置いてください ・映像の長さは、作った声の長さに合わせて自動で決まるようにしてください。声を作り直しても、映像と音楽がずれないようにしてください 【音】 ・BGMと効果音も作ってください。音源を使う場合は、ライセンスとクレジットの書き方を一覧にしてください ・声が聞き取りやすいように、声が出ている間はBGMを下げてください 【進め方】 ・作業を分けられるところは、サブエージェントに手分けさせてください ・全体を作る前に、絵の方向性が分かる静止画を3枚見せてください。私が確認してから続けてください ・できあがったら、ファイルの場所と、ElevenLabsに送った文字数を教えてください
モデル名のeleven_v4は、ElevenLabsのモデル一覧で確認したものです[3]。
進めるときのコツ
台本は、声を作る前に決めきってください。声を作ったあとで台本を変えると、作り直した分だけクレジットを余分に使います。
絵は、全体を作る前に静止画で確かめます。最初に3枚ほど見せてもらい、絵の方向性を決めてから全体を作らせてください。動画ファイルにしてから直すより、早く仕上がります。
声は、実在する人に似せて作らないでください。見本のナレーターとゴッホの声は、ElevenLabsのVoice Designで作りました。Voice Designは、声の特徴を文章で説明すると、その説明に合う新しい声を作る機能です。
外から持ってきた画像や音源は、使ってよい条件を確かめてから使います。見本では、最後の肖像画に、シカゴ美術館が誰でも自由に使えるように公開しているゴッホの『自画像』を使いました。ピアノの音はSalamander Grand Piano V3という音源で、作者名を書けば使ってよい条件です。この場合は、投稿の説明文に作者名を書く必要があります。
できた動画を直す
一部だけ直したいときは、直す場所と直し方を具体的に伝えてください。あわせて、直すところ以外は変えないように頼んでおきます。
できた動画を直してもらう
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
プロンプト全文を読む
できた動画を、次のように直してください。 【直したいところ】 (例:0:20〜0:25の場面。部屋が暗すぎるので、ランプの光をもう少し強くしたい) (例:2行目のナレーションを「〜」に変えて、その行の声だけ作り直したい) 【条件】 ・直すところ以外は変えないでください ・声を作り直すのは、文章を変えた行だけにしてください ・直す前と後の静止画を並べて見せてから、全体を書き出してください ・テロップを自分で入れられるように、字幕なしの版も別のファイルで書き出してください
動画を事業につなげる
きれいな動画を作るだけでは、バズりません。動画を事業に役立てるには、見た人を仕事の依頼までつなげる必要があります。動画を作り始める前に、次の3つを決めてください。
1. 誰に届けるか
今のお客さんか、これからお客さんになってほしい人を1人決めます。年齢や仕事に加えて、その人が何に困っているかも書き出してください。届けたい人がはっきりすると、企画の型や台本の言葉を選びやすくなります。
2. 何を届けるか
自分の事業で提供していることと、届けたい人の悩みが重なるところを探します。そこを、いつも発信するテーマにしてください。このテーマが「発信の軸」です。
偉人のアニメも、雑学として見られるだけだと、見た人は「面白かった」で終わります。名言から引き出した教訓を自分の事業のテーマにつなげると、「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらいやすくなります。
3. どこにつなげるか
動画を見た人にしてほしい行動は、1本につき1つに絞ってください。この行動の先の流れを「動線」と呼びます。たとえば「コメントで特典を受け取る→公式LINEに登録する→個別相談を申し込む」のように、投稿のあとの流れまで決めておいてください。行動の呼びかけが2つ以上あると、見た人は何をすればよいか迷ってしまいます。
最初の1秒で見せるもの
AIお兄さんのショート動画を振り返ると、途中で見るのをやめられにくかった投稿には、3つの共通点がありました。今回の動画の台本も、この3つに沿って作っています。
- 最初の一言で、画面に映っているものを言い切る
- 最初の一言のすぐ後に、前置きや一般論を入れない
- 新しいモデルや機能など、新しい情報を入れる
今回の動画は、「このゴッホのアニメ、作画も声もBGMも、AIで作りました」という一言から始めました。反対に、「〜な人、必見」のように見る人の話から始めた投稿は、最初に飛ばされることが多くありました。「昔は〜でしたよね」のような前置きを入れた投稿も、そこで見るのをやめる人が増えています。新しいモデルや機能の話を入れた投稿は、ほかの投稿より多くの人に届きました。
発信の軸と動線は、次の依頼文を使えばClaudeと一緒に整理できます。Claudeの質問に答えていくと、最後に型の案と行動の呼びかけまでまとめて出してくれます。
発信の軸と動線を整理する
全文をコピーし、ご自身の条件に合わせて使ってください。
プロンプト全文を読む
あなたは、SNSで集客している個人事業主の相談役です。私の発信の軸と、動画から仕事につなげる流れを一緒に整理してください。 【進め方】 ・質問は1つずつしてください。私が答えてから、次の質問に進んでください ・聞くことは、事業の内容、商品と価格帯、今のお客さん、届けたい人とその悩み、今使っているSNSや公式LINE・予約ページなどの窓口です ・私が答えていないことは推測で埋めず、「未定」と書いてください 【最後のまとめ】 1. 届けたい人。1人に絞る 2. 発信の軸。一文で書く 3. この軸に合う、1分アニメの型を3つ 4. 動画の最後に入れる行動の呼びかけ。1つだけ 5. 投稿から商品までの流れ。「投稿→〇〇→〇〇→商品」の形で書く